【体験談】20代後半のOLがバセドウ病になった話

私は20代後半の2019年5月にバセドウ病を発症しました。

当時、私はバセドウ病という名前すら知らなかったので「どんな症状がでるのか。治療したら治るのか。どれくらいで治るのか。」などがわからず不安になった覚えがあります。

私の体験談を通じて、同じようにバセドウ病に悩む方、身近な人がバセドウ病になってしまって不安な方の参考になれば幸いです。

目次

まずバセドウ病とは?

バセドウ病の特徴は以下です。

甲状腺

甲状腺は、のどぼとけの下に位置する臓器で、新陳代謝を活発にする働きを持つ甲状腺ホルモンを生成します。

バセドウ病は、この甲状腺ホルモンが異常に多くつくられることで、新陳代謝が過剰になる病気です。

症状としては、甲状腺の腫大、頻脈、そして眼球突出の3つが代表的で、加えて頻脈による動悸や息切れなどもあらわれます。

バセドウ病は、年齢にかかわらず発症の可能性がありますが、特に20歳代から40歳代にかけて多くみられ、女性が男性より3~5倍、多いと言われています。

バセドウ病とは(症状・原因・治療など) | | 甲状腺疾患辞典 | KUMApedia | 甲状腺と病気の専門情報をお届け (kuma-h.or.jp)

症状についてざっくり私の言葉で言い換えると、じっと寝ているのに常にマラソンしてるくらい体が疲れる、カロリーが勝手に消費されているのがわかる感じでした。

ちなみにこの病気の原因はわかっていないようですが、私の場合は担当医さんから強いストレスのせいかも知れないと言われました。

まちだ

動悸や息切れを起こすたびに、
「動悸、息切れ、きつけに きゅ~しん。きゅ~しん♬」と
しんどいのに心の中で歌ってました(笑)

バセドウ病だと発覚するまで

前兆はあった?

もともと体調はあまりなかったのですが、就職してから常に忙しくて3年間ほぼ連日残業をしていました。

そのために寝不足が続き、「なんか疲れやすいな。だるいな。」といった症状はありましたが、「まぁ、みんなこんなもんやろ。頑張らあかんな。」とあまり気にしていませんでした。

そのほかに吐き気嘔吐の症状もありましたが、こちらも昔からよくある症状だったので「胃腸がまたおかしいんか?疲れてんのかな?」くらいに考えていました。

また、体調不良のたびに「怠けてるだけちゃうかな…」と自分自身を責めてしまっていたので、徐々に精神的に追い込まれていったのではないかと思います。

そんな日々が続いていたのですが、2019年5月初旬頃から上記の症状に加えて微熱による倦怠感がひどくなってきました…

会社を3日ほど連日で休むことになったため「さすがにやばいかな?」と思い、最寄りの病院へ。

「何か検査や薬もらって楽になるかなぁ?」と期待して行ったのですが、特に検査はなく触診のみの対応…

看護師

どうせ仕事のストレスやろ?精神科や精神内科に行ったら?

と呆れられながら看護師に言われたので、

まちだ

どうせってなんや!こっちはしんどいねん!
もう二度とくるかぁ!!!

とイラついたのを今でも覚えています(笑)

でも、結局この一連の流れのおかげで大きい病院へ行く決心がついたので、今となっては良かったなと思っています。

症状が悪化してバセドウ病だと発覚

その後も症状が落ち着くことはなく会社を連日休むことになったため、徒歩で行ける範囲の大きい病院へ行くことに。

病院に向かい歩き始めたのは良いのですが、5分ほどで体に異変が…!

動悸、息切れ、頻脈、そして尋常じゃない汗などの症状が一気に出始めました。

それでも歩き続けると、次は吐き気が…。

ゆっくり歩いているにも関わらず、体は常に全力疾走しているようなしんどさでした。

とにかくしんどすぎて頭がパニック状態に…。(脳に酸素が十分に回ってなかったんですかね?)

途中でタクシーを拾えばよかったのに、なぜかそのまま30分ほど歩き続けて病院まで向かいました(笑)

まちだ

人間しんどい時って頭が全く回らないものですね(笑)
バセドウ病で一番しんどいと感じたのはこの時でした。

どうにか病院へ着くことができましたが、その時には座って待ってることすらしんどい状態になっていたのでベットにて診察待ちさせてもらいました。

ベットに横になれたおかげで楽にはなりましたが症状はなかなか治まらなかったです。

その後診察にて、

女医さん

甲状腺が腫れてますね…。
症状からバセドウ病の疑いがあるので血液検査してみましょう。

と言われて、後日に血液検査の結果バセドウ病であることがようやく発覚しました。

いままでは「ただただ人より体力がないだけ。怠けてるだけなんかもしれん…」と自分を責めていましたが、病名がついたことで少し心が楽になった感じがしました。

その後は甲状腺治療で有名な病院を紹介していただき、治療のためそちらへ通うことに。

治療開始から寛解まで

その後症状は次々に悪化していきました。

バセドウ病症状(私の場合)

暑がり、疲れやすい、だるい、動悸、息切れ、発汗」に加えて、「イライラ、落ち着かない、集中力低下、頻脈による不眠、食欲が止まらない、体重減少、脱力感、筋力低下、手足のふるえ」まで症状として出るように…。

紹介してもらった病院へ行って様々な検査をしたのちに、メルカゾールという薬での薬物治療が始まりました。

こちらの薬は劇的に体調を改善するものではなく、ゆっくりと治していくという類のものでしたので2週間ほどはほとんど症状は変わらなかった気がします。

また、私の場合は薬の副作用で太ももの筋肉内部に強いかゆみを生じてしまい、夜寝られない日が1週間ほど続いたと思います。

まちだ

かゆみがある部分は冷やすと少しマシになったので、
寝るときは保冷剤を使って
かゆみを抑えて少しでも寝るようにしてました。

その後1か月くらいかけて少しずつ症状と副作用がマシになったので、時短勤務でしたが職場へ復帰することになりました。

私の場合は薬が良くも悪くも効きやすい体だったようで、薬物治療開始から2か月後くらいにはフルタイム勤務ができるくらいまで回復することができました。

2週間に1回、1か月に1回、2か月に1回と順調に病院へ行くスパンは空いていき、2021年12月には寛解したと担当医さんから言ってもらえるくらいまで治りました。

ちなみにバセドウ病を薬物治療する場合は完治することはなく、症状が落ち着いた状態を寛解といい、再発の危険性を否定できないらしいです。

再発の危険性があるといっても、2年半程度で症状が落ち着いたことは素直に嬉しく思っています!

バセドウ病になってみて

個人的に辛かったのは…

普段はスーツで出社していたのですが、職場復帰直後はスーツに着替えることすらしんどかったため、上司に頼んでラフな服装での出勤を許してもらっていました。

ですが、同僚から「ラフすぎるやろ。あれはありえへんわ。」といった陰口を言われたのを今でも覚えています。

バセドウ病の症状として眼球突出(眼球が飛び出てくる)する方もいらっしゃるそうですが、私の場合は見た目が健康な時と比べて何も変わりませんでした。

そのため同僚からは「健康そうに見えるのに怠けている、あの子は特別優遇されている」という風に見られていたようです。

私にとっては症状よりも、そういった同僚からの目の方が辛かったです。

また、同僚からの目を気にしてなるべく今まで通りの仕事量を裁こうとしましたが、もちろん体はついてくるわけがありません。

出来ていたことが出来なくなった。無理したいけど無理したら翌日動けなくなる。」といったジレンマもとても辛かったです。

まちだ

当時は身体的よりも精神的に辛かったなぁ…
いまは開き直れるけど(笑)

病気になって気づけたこと

辛かったこともありましたが、というか当時は辛いことにしかフォーカス出来ませんでしたが(笑)

いま振り返ってみると、病気のおかげで気づけたこともありました。

それは周りの人の温かさ自分自身を大切にする重要性です。

家族、友達に日常生活を助けてもらうことでどうにか過ごすことができ、

理解ある上司たちに支えられたおかげで無理のない範囲で仕事を続けていくことが出来ました。

またバセドウ病になったおかげで自分のキャパシティの大きさがわかり、ちゃんと自分自身を労わってあげないと簡単に病気になるんだとわかりました。

ストレスに晒されながら無理し続けられるほど、自分って強くないんやなと身をもって理解できたので、以前よりも自分で自分を大切にしようという意識が芽生えました。

まちだ

自分は周りに恵まれてるなと改めて気づけたし、
自分を大切にしようと思えるようになったのは良かった!

まとめ:自分を1番守れるのは自分だけ

バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが異常に多く作られることによって、新陳代謝が過剰になってしまう病気です。

この病気の原因はわかっていないですが、私の場合は強いストレスのせいかも知れないと言われました。

つまり、誰でも発症してしまう危険性のある病気だと思います。

ですが、治療法は確立していますし、薬物治療で寛解まで症状を抑えることは可能です。

寛解までの期間は個人差がありますが、とにかく焦らずに通院しながらゆっくりと治していくのがいいと思います。

私がバセドウ病の一番厄介だと思うところは、パッと見で病人だとわかりづらいところです。

そのため周りの人から理解を得づらいかも知れません。

それに伴って「周りから怠けているように見えるかも知れない」「出来てたことが出来なくなって辛い」など、自分で自分を追い詰めてしまうことがあるかと思います。

ですが、私は声を大にして言いたいです。

「無理しても良いことなんてなんにもないよ!!!」

もし一瞬無理ができたとしても、「前出来たんやからまたできるやろ」って思われてずっと無理を強いられるかもしれませんし、無理できなかった場合は自分自身を責めてしまうかもしれません。

焦って無理してもバセドウ病の治りは早くなりませんし、心身ともに疲れてしまいますよ!

どうかバセドウ病やほかの病気に罹らないためにも、普段から自分自身を大切にしてあげてください。

結局健康が一番大切ですよ!

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